ハーレーの王道であるクラシックデザイン
最近のハーレーは様々なデザインの車種が販売されています。バイクメーカーとしての歴史も長く、すでに100年を超え、時代によってスタイルにも流行り廃りがありましたが、いまだに根強い人気を誇っているのはクラシックデザインのマシンです。
現在まで続いているこのデザインの始まりはサイドバルブエンジン時代まで遡ります。前後のタイヤを深く覆うディープフェンダーや左右二つに分割されているタンク、車体から浮き上がっている本革サドルシート、半円形の大きなフットボード、スプリンガーフォーク等の特徴的なパーツの数々ですが、これらはエンジンの進化とともに後の時代に受け継がれていきました。
ナックルヘッド時代のEL、パンヘッド時代のFL、ショベルヘッド時代のFLH、エボリューション時代のFLHというように、タイヤサイズの変更やシートの変更、フロントフォークのスプリンガーからテレスコピック式への変更等はありましたが、往年のイメージを崩すものではなく、ハーレーといえばクラシックモデルのマシンを思い浮かべるほど浸透していきました。
現在でもソフテイルファミリーのデラックスやヘリテイジクラシック等がこの血脈を受け継いでいて、最新モデルの中に混じっていても輝きを放っています。これからもこの古きよきフォルムは愛され続けていくことでしょう。